ご挨拶

骨折のような外傷は普段何気ない日常生活を送っている一般の人たちにとって、全く予期せずに生じる大変大きな出来事です。
学校に行けない、仕事や家事ができない、趣味を楽しめないなど、その不便な障害が突然やってくるわけです。
一般的にこのような患者さんの多くは整形外科を受診するか救命病院に搬送されることになります。
ところが現在、整形外科には多くの専門分野が存在します。特に大学病院のように大きな病院では脊椎、股関節、膝関節、肩肘関節、手の外科、足の外科など体の部位でその専門分野が区別されているところが少なくありません。
骨折をした患者さんも自分が怪我をした部位により、その専門家を探しているのが現状だと推察しますが、どこに行けばよいか迷うことも多いと思います。しかし海外では外傷センターなるものが確固たる専門分野として確立されており、骨折のような外傷の患者さんは迷うことなく外傷センターを訪れ、そして速やかに治療を受けることができます。

実は多くの骨折は治療自体が決して簡単なものではなく、骨折治療の高度な専門的知識と技量を要します。
例えば骨折であれば肩関節、肘関節、手関節、指関節、股関節、膝関節、足関節、そして大腿骨、上腕骨、下腿骨、前腕骨など様々な部位で生じる可能性があり、複数の箇所を負傷していることも多いのです。
このような外傷の患者さんを専門的に治療するのが我々外傷センターになります。一般的な骨折だけではなく、複雑な関節内骨折、骨盤寛骨臼骨折、開放骨折といった新鮮骨折はもちろんのこと、偽関節(骨がついていない状態)、変形癒合(骨はついたが曲がってついた状態)といった骨折後の難治性合併症の治療も得意とします。

当外傷センターではこのような外傷患者さんの診断、治療、リハビリテーションまでを一貫して行い、そして退院あるいは転院して社会復帰できるように最大限サポートしてまいります。
突然の外傷を負った患者さんたちが、少しでも早くそしてできる限りもとに近い状態で社会生活を送っていただくことが我々の最大の願いです。

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